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2008年11月13日、さらに消費者の権利を奪う新規約が制定された

2008年11月13日、NHN Japan株式会社(「NHN」)が運営するインターネットゲームポータルサイト(「ハンゲーム」)の大航海時代Onlineサービス開始ということを口実に、現行規約の改訂ではなく、下記『大航海時代 Online』サービス利用規約を、一方的に、ハンゲーム以外のユーザーに対しても、新たに制定されました。 この規約の内容は、Rescue会議の当事者、及び2008年10月頃より、支援者が弁護士を通じて光栄社に内容証明郵便で問題提起した点に対して、そして、今後の我々Rescue会議との裁判に際して、更なる一方的にすべてのユーザーに不利な条項を盛り込んだものであるといわざるを得ません。 とりわけ問題がある規約内容は以下の部分だと考えます: 『大航海時代 Online』サービス利用規約 第3章 共通適用事項 第10条(補償の範囲) (1)コーエーは、ゲーム内のキャラクター、アイテム等を含む、本サービス中にお客様が取得及び記録した全てのデータ(以下「データ」といいます)が、ゲームプログラムのあらゆる挙動または天災、サーバーの故障などあらゆる不可抗力によって失われることがあっても、一切の補償義務を負わないものとします。ただし、コーエーによる重大な過失がある場合にはこの限りではありません。 (2)コーエーは、お客様がゲームサーバーへ送信した発言、書込み等の情報が、本サービスの目的に照らし不適切と判断した場合、お客様に対する通知等なく、当該情報及びお客様のデータ等の情報をゲームサーバーから削除できるものとし、当該削除につき何らの補償も行わないものとします。 →ゲーム内の発言の一つ一つまでもが、光栄が一方的な裁量で削除できるわけです。検閲とは、こういうことを言うのではないでしょうか? (3)コーエーは、データについて、コーエーの運営上の判断によって本サービス内での用途、価値等をいつでも変更することができ、その結果生じたいかなる損失についても補償義務を負わないものとします。 →インフレがあまり進んだら、一気にゲーム内のアイテムを没収したり、新貨幣を発行して、1Gを1Mくらいにすることができるわけですね 第11条(免責) (1)コーエーは、本サービスを利用する際にお客様が被ったいかなる損害についても、一切の責任を負わないものとします。 (2)コーエーは、次のいずれかに該当すると判断した場合には、お客様への事前の通知または承諾を要することなく、本サービスの提供を中断または停止できるものとします。なお、当該中断または停止に関連してお客様に生じたいかなる損害についても、コーエーは一切責任を負わないものとします。 →これ自体は問題ないとしてもが、下の(C)の部分と合わせると、「運用上=光栄の一方的な裁量とご機嫌」によって必要と思ったら、何でもできる条項ですね (a)本サービスの提供に必要な設備の定期保守または故障等の対応を行う場合 (b)天変地異等の不可抗力により本サービスを提供できない場合 (c)その他、運用上または技術上の理由でやむを得ない場合 (3)コーエーは、本サービスの利用を通じて得ることができる情報の正確性、合法性及び有用性、またはお客様が意図する本サービスの利用目的への適合性、有用性等に関し、いかなる保証もしません。 →今回本会議支援者のキャラクター名は削除されたあと、まさにこの条項で「保証されない」ものとして扱われた。同じ解釈で行くと、投資ランカーの人や、PKで悪名が高い人でも、その「お客様が意図する本サービスの利用目的への適合性・有用性に関して保証しない」ということで、光栄の一方的な判断で、いつでも垢バンできるわけですね。 (4)コーエーは、お客様同士またはお客様と第三者において生じた紛争や損害につき、一切の責任を負いません。 (5)コーエーは、必要に応じて本規約の内容を変更できるものとします。この場合は、GAMECITYの本サービス公式サイト(http://www.gamecity.ne.jp/dol/)及び本サービス公式ページ (http://dol.hangame.co.jp/)(以下併せて「各Webページ」といいます)にて通知するものとします。なお、お客様は、各Webページにアクセスし、本サービスの利用を継続される限り、かかる変更を承諾したものとします。かかる変更をお客様が確認しないことにより発生したお客様の損害について、コーエーは責任を負いません。 →要するに、改訂された規約内容に同意できない場合、課金が残っていても、没収して当然、損害を被ってもユーザーの自業自得ということでしょう。 第12条(権利の帰属) (1)データに関する知的財産権を含む、本サービスに関する一切の権利は、コーエーまたは権利を有する第三者に帰属し、お客様は本サービスにおいてのみ、これらの機能を使用する権利を貸与されます。 (2)お客様は、データに関していかなる請求権も有しないものとし、またそれらを複製、頒布及び利用する権利ならびに削除する権利をコーエーまたはコーエーの指定する管理者に与えたものとします。 →万一でも裁判起こされた時のことを考え、最初からユーザーの「データの請求権」を奪っておこうという魂胆ですね (3)コーエーは、本サービスにおいてお客様が公開した本サービスに関連するアイデア等を、お客様に許諾を得ることなく、本サービスの改善のために自由かつ無償で利用できるものとします。 →要するに、ユーザーのアイディアもすべて光栄のものです、それも事前のお問い合わせも、許可もなく、光栄が勝手に使えるわけです。。 第13条(その他) (1)本サービスは、日本国内にのみ提供されるサービスであり、サーバーへの接続は日本国内からのみとします。 (2)お客様は自己の責任において本サービスを利用するものとします。なお、満16歳未満の方が本サービスの利用を希望する場合には、保護者または親権者の了承を得ることが必要であり、アカウント登録または参加登録の完了をもって保護者または親権者の了承を得たものとみなします。 (3)本サービスの利用にあたり、必要なハードウェア、回線等の設備や電気代、電話代、インターネットサービスプロバイダーを使用する際の料金やインターネットカフェの利用料等については、全てお客様の責任、ご負担となります。 (4)コーエーは、お客様が本規約に違反または違反するおそれがあると認められる場合には、事前の通知または催告無く、お客様の資格を取り消しまたは一時停止することができるものとします。 →本当に違反しているならともかく、「違反の恐れ」も含めて一方的な裁量権で処断できる、それも事前の通知も催告もなくて良いということです。どこかの国の警察と検察が、「あなたは殺人や強盗を犯す恐れがあるから、あなたはこの国の国民ですから、この国の法律に当然事前に同意しているので、先に死刑になっていただきます。嫌ならよその国に行け!」ということでしょうね (5)本規約に関して生じた一切の訴訟については、東京地方裁判所をもって第一審の専属管轄裁判所とします。 (6)本規約の一部が、消費者保護法令の強行規定部分により効力を有しないとされる場合でも、その他の部分はこれに反しない最大の範囲で効力を有するものとします。 →極めつけがこれです。要するに、光栄社は、国が消費者保護法令で定められている法律に関しても、「強制力」のないものに関しては「法律など守らなくて良い」と宣言されているのではありませんか?恐れ入りました。